台湾の障害者施設でボランティアするため語学留学をします・費用をクラウドファンディングで募ります

昨年(2018年)12月から今年1月まで、台南郊外の知的障害者の施設でボランティアとして1カ月間滞在しました。以下、その日々の記録です。 台湾ボランティア記・第1週 - マイル日記 その滞在の終わりに、元ハンセン病療養所であり今は知的障害のある子ども…

台湾の元・ハンセン病療養所「楽山教養院」訪問記

2018年12月から1月にかけて一カ月間、台湾は台南の郊外の知的障害者の施設でボランティアをしていた。ボランティアといっても、障害者の人たちと同じような生活をしていたのみであるが。その日々はnoteに記した。 ボランティアの滞在が終わってから、東回り…

台湾ボランティア記・第6週

もうボランティアしてませんが 続きます 第37日 1月8日(火) 幕屋と仏教と渓谷と 今日は幕屋のおじさんと一緒に、花蓮を巡ることになっている。雨が降りそうな天気で、9時出発の予定が10時になった。バイクで、日本時代の軍人の集合住宅であり、戦後は…

台湾ボランティア記・第5週

30日目 1月1日(火) 年越しということでテンション上がってなのか眠れず、「旭日の艦隊」なる帝国日本とナチスドイツがドンパチやるアニメを見たが、設定がアホらしく時間をムダにしたような気がする。 初夢は何か見たのだが忘れた。メールを出したり旅程を…

台湾ボランティア記・第4週

22~23日目 12月24日(月)〜25日(火) 24日は朝はひとついいことがあったが、基本的にだるかった。その前の日、夜中の0時半までにアニメの「ハイスクール・フリート」(女子高生が軍艦でドンパチやるやつ)を見たせいだろうか。本を読もうとしても入ってこ…

台湾ボランティア記 第3週

第15日目 12月18日(火) 昨晩早く寝て、5時ごろに目が覚め、短歌を二首ほど作り、スマホでこち亀の中文版を一話見て、また寝た。起きるといささか風邪っぽく、鼻水がやたらと出る。しかし気分はそんなに悪くない。昨日シャワーを浴びなくて、今朝浴びたかった…

台湾ボランティア記 第2週

台南郊外の知的障害者施設滞在の日記 続きです 第八天 12/11(火) 昨夜遅くまで起きたため寝不足だった。朝、施設に行くと庭を掃除している人たちがいた。同じ家の他の住人たちが出るのを待って出たが、早く出て掃除をした方がいいかなと思った。工作をして…

台湾ボランティア記・第1週

台湾は台南の郊外で、知的障害者の施設に2018年の12月から1月にかけての一ヶ月間滞在した。その日々を「台湾日誌」と名づけて随時Facebookに載せていたのだが、ここにも載せることとする。ほとんど毎日付けていたので長いです。まず第1週目です。 12月4日(…

ふれること・ふれられること

ふれることもふれられることも、生きていくのに大切なことだ。赤ちゃんは親や周りの人にふれられて育つ。ある程度大きくなっても子どものうちは、からだがふれることは自然なこととして受けとめている。赤ちゃんや子どもにふれることで、おとなも気持ちよく…

吃音になった不思議な理由

先日 吃音の仲間とお泊まり会をした そこで 当事者研究ばっかりしてるヤバい人が 吃音になったきっかけになってる不思議な記憶 ありません? と言い出した はじめ何のこっちゃと思っていたが ぼくもあったのを思いだした 小2の夏 祖父母と父と妹と広島の宮…

体があるから恥ずかしい

「恥ずかしいという感情は規範から外れるときに起こる」と友人が言っていた。にしても、この体さえなければ…と思うことは多い。誰だってそうだがぼくも、この体に望んで生まれたわけではない。やたらとどもるし、同年代男子に比べて小さいことで、昔から悩ん…

吉田の小さな庭 Little Yoshida Garden

香港で様々な路上空間の実践をしているマイケル・ルン*1さんが、京都大学の立て看や吉田寮*2についての物語を書いてくれました。私、八木智大がマイケルと出会ったのは、彼が主催する大阪の刺繍ワークショップ*3においてでした。マイケルは香港で、再開発の…

夜寝るのが怖い/嫌だの当事者研究会

だいだいハウスの当事者研究のお知らせ こんにちは。八木智大と申します。 突然ですが、ぼくは夜寝るのが怖いです。特に夜の1時半~2時半くらいに、部屋の南側にご先祖様の気配を感じます。それが怖いので、布団は部屋の北側に、東西に長くなるように置いて…

マイノリティ性を自ら語ること−−バリバラ「どきどきコテージ」の批判から−−

ぼく自身が出演したNHKのバリバラ「どきどきコテージ」について、批判文を書きました。そのことについて記します。(ツイッターに載せた文章を編集しています) choyu.hatenablog.com バリバラの批判文に書いたことは、本来は収録前に制作者に伝えられたらよ…

バリバラ「どきどきコテージ」の問題点

毎週日曜日の夜7時から、NHKのEテレで「バリバラ」という番組が放送されています。バリバラとは「バリアフリー・バラエティー」から来ていて、障害者などマイノリティーが直面させられている「バリア」の解消を目指す、バラエティー番組と解釈しています。…

【気功に学ぶ京大生活】京大卒の気功の先生 天野泰司さんインタビュー

以下は私、八木智大が京都大学に在籍していた2016年5月に、気功協会の天野泰司さんに対して行ったインタビューです。もともとは京大生向けのメディアに載せるつもりでしたが、様々な事情があって載せることができず、遅ればせながら私個人のブログに載せるこ…

吃音で悔しいこと

吃音で悔しいことって、職業選択の幅が狭まるとか、そういうことじゃないかとみなさん思っていると想像するんですが、ぼくの場合意外とそうでもなくて、もっと日常的なことなんです。高知県の宿毛に一ヵ月だけ住んでいたんですが、そこで自転車を袋に入れて…

バリバラの反響から

NHK バリバラ | 「どきどきコテージ」前編 ~ぎこちない出会いの巻~に出た twitterみると反響が大きくてびびる 場面緘黙の人たちがすごい書いてる 吃音より場面緘黙の方がたいへんな傾向にあって 彼らかなり悩んでるっぽい 対してぼくは吃音ではもうあまり…

中学高校はどもる恐怖に耐える日々だった

もうずいぶん経ってしまったが、覚えているうちに書き留めておく。私立の中高一貫男子校に通っていたころのこと。一般に中間試験や期末試験というと嫌なものだろうが、ぼくはそれが待ち遠しくてならなかった。通常授業があるときは、毎日何度もカレンダーを…

障害も被差別部落も「知らなくて当然」ではない

「部落差別がまだあるなんて知らなかった」というぼくに、「ニセモノの世界で生きてきたんだよ」と答えた人*1がいた。その時はムッとしたが、歴史性と切り離されたベッドタウンで生まれ育つとはそういうことなのだろうと後で思った。 ぼくも吃音について、「…

吃音当事者団体で話したこと—「社会に適応しようとするのやめよう」など—

吃音シンポジウムというのが奈良言友会という吃音当事者会であって、「パネリスト」としてしゃべりました。 しゃべった内容は、以下のようなものです。 吃音の人や支援者の人たちが、みんないつも吃音の人がどうやったら社会に適応できるかを考えているよう…

「死にたい」がふっと生まれすぐに消える

ぼくはすぐに「死にたい」と言う。本気で死にたいわけじゃなくて、むしろ近頃はだいたい毎日楽しいのだが、それでもふと、何もやる気しないな〜というときや、将来不安だな〜考えるのめんどくさいな〜などと思ったときに、「死にたい」と口に出る。口に出て…

目的意識から離れる

吃音を治したいと小学生の頃から思ってきたし、今もそう思っているのだけれど、実際に治そうとするのは大学生の数年間にしただけで、今はもう疲れたからやめてしまった。治るかどうかわからないのに、色々と病院に行くのは消耗する。知り合いの吃音の人もわ…

京都大学文学部を卒業しました

高校生くらいの人に向けてアドバイスを書きます。 受験について。ある程度の才能があってしっかり勉強すれば京大の文系は入れると思います。むしろ受験にこだわらずに多くのことを学びましょう。高校は受験のことばかり言ってくると思いますが、適当に聞き流…

恋愛に憧れている

学びという点で恋愛に憧れている。学びは自らを更新するものだが、恋愛は力強い更新作用がある。 人が自らを更新しようとするとき、妨げになるのは恐怖だ。仕事がつまらないのに辞められない、相手のことが嫌いなのに別れられない、無意味なネットサーフィン…

自由になりたい

さっき、自由になりたいということを書いて、お風呂に入ってシャワーで髪をゆすいでいて、「あ、ぼく、ほんまに自由になりたくて行動してるわ」と気がついた。 自由とは、今までしてきたことだけじゃなくて、別のやり方も選べるということだろう。 ぼくのメ…

就職しなくても生きていけそう

メディアの仕事に関心があるが、それはあまり知られていないが良いものを世に紹介したいからだ。ぼくは年の割にはけっこうそういうの詳しいという自負があるんです。 これまでは本かなと思っていたけど、先日、出版社で働く人とじっくり話したところ、今の時…

「からだとことばのレッスン」琵琶湖合宿体験記

7月の三連休に、瀬戸嶋充さん主催の「からだとことばのレッスン」2泊3日の合宿が琵琶湖畔であった。 宮沢賢治の物語を、3日間かけて芝居に起こすのである。 合宿がはじまる前から不安はほとんどなく、ひたすら楽しみにしていたのは、前回1月の神奈川県…

ジェンダーの規範から自由になるーー異性装という選択肢ーー

最近、服を買いに行くのが楽しい。女性服を買うようになったからだ。 私は身長が150cm代後半、体重が40kg代前半と非常に小柄で、男性服は基本的にどれも大きい。Sサイズでもだいたい大きい。 それでも、いつも男性服の売り場に行って、その中で一番小さい、…

「集団的記憶」との向き合い方〜先の大戦と東日本大震災を例にして〜

一般社会的には異常なことと思われそうだが、私は毎日のように先の大戦のことを考えている。本を読んであれこれ考えることもあるが、ここで言うのはそうではなく、朝起きて歯を磨いているときや、自転車に乗っているときなどにふと、70年前のイメージが浮か…