吃音

マイノリティ性を自ら語ること−−バリバラ「どきどきコテージ」の批判から−−

ぼく自身が出演したNHKのバリバラ「どきどきコテージ」について、批判文を書きました。そのことについて記します。(ツイッターに載せた文章を編集しています) choyu.hatenablog.com バリバラの批判文に書いたことは、本来は収録前に制作者に伝えられたらよ…

バリバラ「どきどきコテージ」の問題点

毎週日曜日の夜7時から、NHKのEテレで「バリバラ」という番組が放送されています。バリバラとは「バリアフリー・バラエティー」から来ていて、障害者などマイノリティーが直面させられている「バリア」の解消を目指す、バラエティー番組と解釈しています。…

吃音で悔しいこと

吃音で悔しいことって、職業選択の幅が狭まるとか、そういうことじゃないかとみなさん思っていると想像するんですが、ぼくの場合意外とそうでもなくて、もっと日常的なことなんです。高知県の宿毛に一ヵ月だけ住んでいたんですが、そこで自転車を袋に入れて…

バリバラの反響から

NHK バリバラ | 「どきどきコテージ」前編 ~ぎこちない出会いの巻~に出た twitterみると反響が大きくてびびる 場面緘黙の人たちがすごい書いてる 吃音より場面緘黙の方がたいへんな傾向にあって 彼らかなり悩んでるっぽい 対してぼくは吃音ではもうあまり…

中学高校はどもる恐怖に耐える日々だった

もうずいぶん経ってしまったが、覚えているうちに書き留めておく。私立の中高一貫男子校に通っていたころのこと。一般に中間試験や期末試験というと嫌なものだろうが、ぼくはそれが待ち遠しくてならなかった。通常授業があるときは、毎日何度もカレンダーを…

障害も被差別部落も「知らなくて当然」ではない

「部落差別がまだあるなんて知らなかった」というぼくに、「ニセモノの世界で生きてきたんだよ」と答えた人*1がいた。その時はムッとしたが、歴史性と切り離されたベッドタウンで生まれ育つとはそういうことなのだろうと後で思った。 ぼくも吃音について、「…

吃音当事者団体で話したこと—「社会に適応しようとするのやめよう」など—

吃音シンポジウムというのが奈良言友会という吃音当事者会であって、「パネリスト」としてしゃべりました。 しゃべった内容は、以下のようなものです。 吃音の人や支援者の人たちが、みんないつも吃音の人がどうやったら社会に適応できるかを考えているよう…

目的意識から離れる

吃音を治したいと小学生の頃から思ってきたし、今もそう思っているのだけれど、実際に治そうとするのは大学生の数年間にしただけで、今はもう疲れたからやめてしまった。治るかどうかわからないのに、色々と病院に行くのは消耗する。知り合いの吃音の人もわ…

「からだとことばのレッスン」琵琶湖合宿体験記

7月の三連休に、瀬戸嶋充さん主催の「からだとことばのレッスン」2泊3日の合宿が琵琶湖畔であった。 宮沢賢治の物語を、3日間かけて芝居に起こすのである。 合宿がはじまる前から不安はほとんどなく、ひたすら楽しみにしていたのは、前回1月の神奈川県…

吃音のドラマ『ラヴソング』が作る「大きな物語」と、それが語り得ない「固有の物語」

吃音をテーマにした月9のドラマ『ラヴソング』が放送されている。多くの人に吃音を知ってもらうきっかけになることで、吃音当事者としてありがたく思う。こういう人もいるということを、事前に知ってもらっているだけで助かることが多々ある。 www.fujitv.c…