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京都大学文学部を卒業しました

高校生くらいの人に向けてアドバイスを書きます。

受験について。ある程度の才能があってしっかり勉強すれば京大の文系は入れると思います。むしろ受験にこだわらずに多くのことを学びましょう。高校は受験のことばかり言ってくると思いますが、適当に聞き流して、ついでに授業も聞き流すかサボるかして、自分の世界と時間を大切にするといいと思います。

学部について。学部選びは大切です。もしかしたら大学選び以上に大切かもしれません。高校や親や世間は大学名にこだわるかもしれませんが、そこで4年間過ごすのはあなたなので、どの学部だと一番楽しく大学に通えそうか、よく調べて考えるといいです。京大についてよく知らないなりに言えば、法学部は単位を取るのが超たいへんで、かつ公職志向なので、官僚か政治家か法曹関係の仕事に就く覚悟がないと入らない方がいいと思います。文学部は学科が26もあって、かなり自由に授業も選べますし、単位認定も甘いです。学科選びも3回生の時なので、何を研究したいか考える時間的余裕もあります。授業も、ぼくにとって興味深いものがいくつかありました。振り返っても文学部にしてよかったと思います。もし間違って法学部にでも入っていたら、卒業できなかった可能性は高いと思います。

学生生活について。大学に適応できない人もいると思います。授業かサークルかどちらかに適応できるならまだしも、ぼくのように両方適応できない人も少しはいるでしょう。そういう時は大学を諦めて、町に出るといいと思います。京都や大阪は町中に学びの場がたくさんあるので、特に大学にこだわる意味はないように思います。そういうところは、色んな年齢の色んな背景の人がいて、同質的なコミュニケーションが苦手なぼくのような人には居心地がいいです。京大に入れたことがはじめは鼻が高かったりするものですが、そういう場で多種多様の人と交わっていると、どうだってよくなります。エリート意識がいい意味で消えて、本当に自分がしたいことは何だろうかと考えることもできるかもしれません。また、これは高校生の人にもいえます。ぼくは高校でも授業や部活に適応できませんでしたが、町中の学びの場を知らなかったので学校の外に友達を作ることもできず、けっこう孤独でした。部活とか無理して行かずに、大学生とか大人と楽しく学んで遊べばいいと思います。でも高校生くらいの年だとシャイなので難しいと思いますが。

京大(というか国公立大)でよかったこととして、学費が安いことがあります。ある程度貧乏だと、授業料が半額か無料になります。給付型の奨学金もけっこうありますが、期限が4月か5月中だったりするので、貧乏な人は入学したらすぐに奨学金係に行くといいでしょう。あと、休学するのにお金がかからないのも魅力です。家から通えたのもお金がかからずよかったです(学生定期めっちゃ安い)。お金があまりかからないと、大学生でいるプレッシャーが小さいので、気が楽ですよ。あまりバイトしなくてもよくなるので、自由な時間も増えます。

高校生の皆さんに言えるのはこれくらいです。京大に入って卒業したからといって、それで賢くなれるわけでもないのです。結局、勉強とか活動をするのはその人であって、大学が何かをしてくれるわけではないのです。高校までと違って上下関係とかも無視できますし、年齢などにかかわらず多くの人と関わって、あるいは人と関わらずに本を読むとかして、楽しくやればいいのではないでしょうか。世界は広いのです。○○大学に入れないと人生終わりとか、○○大学に入れたらいい人生になるとか、嘘です。価値は本当に多様で、自分の価値観を追求するのが大事です。親や学校の先生が言うことなんて、世界のごく小さな一部でしかないので、自分に合わないものは聞き流しておけばいいと思います。うーん、偉そうに書きすぎたかな。まあいいや。