ベビーシッターズクラブ(Netflix, 2020)の紹介

ベビーシッターズクラブというアメリカのネットフリックスのドラマを紹介します。ちょっとだけ感想もついてます。さっと英語版wikiなどで調べただけなので間違っているところがいくつかあると思います。
 
The Baby-sitters Club (2020. U.S.A , Netflix original)
 
5人の少女がベビーシッターをしてお金を稼ぐ話 一連のシリーズ
舞台はコネチカット州ニューヨーク州マサチューセッツ州の間にある小さな州)の架空の都市 
同じ学校の同じ学年に通う12歳の少女たちだが、みな様々な属性を持つ
原作小説は1986~2000年に、213出された。
いま見ているのは、2020年にNetflixがドラマにしたもの。全10話のうち8話まで見た。
映像化されるのは、1990年のドラマ、1995年の映画に続いて3回目。
主人公は以下の5人
クリスティ:白人で、母と弟と妹がいるが、父はいない。しかし母が恋人を作っており、その人が「父」になるかもしれない。ベビーシッタークラブを考えた本人で、代表。少し自己中心的な性格。
メアリー・アン:父が白人で母が黒人。しかし母は亡くなったので父と二人暮らし。父は過保護で、保守的で子供っぽい服装しか許さず、門限も厳しい。とてもおとなしい性格。ベビーシッターとしては優秀。
クラウディア・キシ:ジャパニーズアメリカン。祖母と父母と姉と暮らす。祖母は小さいころは日本語を話していた。父母は日本語を話せない。姉は日本語を学習しておりかなりのレベルまで話せるようだが、クラウディアはまだ勉強するつもりがない。美術の才能がある。
ステイシー:白人。ニューヨークシティから引っ越してきた。1型糖尿病であり、はじめは病気のことを隠していたが、後にみなにカミングアウトし、こっそりつけていたインスリンポンプの機械も堂々と着けるようになる。ベビーシッター業務に差し障りがないことも、利用者である親たちに向けて説明会を開いて説明する。
ドーン:転校生。スペイン系? 物語の途中で出てきたのでまだよくわからない。
各話、それぞれの少女たちをピックアップしたストーリーとなっている。
今日は2つの点から述べたい。まず1つ目、地域共同体について。
舞台は、コネチカット州という小さい州の、小さな都市である。そこで、ベビーシッターをしてお金を稼ぐなかで、町の人たちとかかわっていく。地域共同体があまりない社会に住んでいる自分としてはうらやましく思う。
とはいえ、アメリカ合衆国でもやはりそれが失われていて、だからこそドラマで理想化されているのかもしれない。ベビーシッターの依頼受付方法は、ドラマの設定が2020年現在であるにもかかわらず、固定電話である。SNSのアカウントはある程度の年齢以上でないと作れないからというのがその理由になっていたが、小説が当初書かれた1980年代の「古き良きアメリカ」がイメージされているのかもしれない。
ぼくも、近所の人たちに困ったことがあったら助けるようなことができたらいいかもしれない。お年寄りが多いのでお年寄り向けとか。
もうひとつは、クラウディア・キシの話。
日本人としては(←主語が大きい?)どうしても、クラウディア・キシが気になってしまう。Momona Tamadaという日系カナダ人が演じている。
クラウディア・キシの、ファッションセンスの良さは劇中でも目立っているし、好きな男子ともうまくコミュニケーションが取れてしまう。学業は苦手だが、絵や彫刻にセンスがあって、美術展にも出展している。いかにもカタブツそうな両親と姉は、学業の方に注力するようにいつも言っている。
Mimi Yamamotoというおばあさんがいる。Mimiは日系アメリカン2世で、先の大戦のときにカリフォルニアのマンザナー強制収容所に収容された。Mimiがある日脳卒中で倒れ、それからMimiは記憶が混乱する。いつも桃の缶詰ばかり食べさせられたことから、「モモ peach」と何度も言ったり、また馬小屋に寝かされたから「ウマ horse」とも言う。Claudiaは歴史には興味がなかったが、姉がマンザナー強制収容所のことを知っていて、Mimiとも日本語でも話すことができるところなどを見て、先の大戦下における日系人についての本を読んだりする。
Claudia Kishi は80年代、90年代の合衆国におけるアジア系の子どもたち(特に女の子)にとって、希望の星であったらしい。というのも、当時の合衆国のマスメディアに、アジア系の人々は主体としては登場しなかった。出てきても、脇役でぱっとしなかった。しかしクラウディアは、アートの才能があるし、いつも堂々としている。その姿に励まされたアジア系アメリカ人(の女性)は多かった。Netflixも、「The Claudia Kishi Club」という17分の短い番組を作って、そのことを紹介している。